マジックシャトル（2012年生、母デイトナイト）

マジックシャトル（2012年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母母名の一部＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したデイトナイトが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。戦績は、中央平地25戦3勝。2015年の葵ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ジェイエスによって861万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

7月5日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

10月14日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカレンローザネーラをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月9日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた3戦目は、2歳500万下（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2015年）

1月25日、中5週で迎えた5戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 小雪/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアグネスユーリヤをハナ差振り切って雪中の大混戦を制した。

3月21日、中5週で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

5月17日、中7週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

6月20日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトロピカルガーデンに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

12月6日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の浜松ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦1勝）。17頭立ての7番人気で大外17番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のクリスマスカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

4歳（2016年）

1月17日、中3週で迎えた14戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の山科ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

6月18日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のUHB杯（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のHBC賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入った。

11月6日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

5歳（2017年）

5月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5月27日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

10月21日、約5か月の休養明けで迎えた23戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。6着を確保した。

11月5日、中1週で迎えた24戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた25戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。