タマノタイザン（1996年生、母エイシンエンプレス）
Tamano Taizan
1996.04.27
タマノタイザン（1996年4月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時18歳）と交配したエイシンエンプレスが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は津澤 与四夫。戦績は、地方32戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年のレミニス賞(一般B2二)。
経歴
デビュー前
1歳のとき、津沢政美から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。
長沼正義厩舎（大井）へ入厩。
2歳（1998年）
7月27日、デビュー戦は的場直之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は453kg。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。
8月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアイネスインターを半馬身振り切って初勝利を挙げた。
9月13日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダイナマイトフィスに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
10月1日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦のフレッシュスター特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るカネショウタイセイを異次元の末脚で半馬身差し切って3勝目をマークした。
3歳（1999年）
5月30日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦の紅ばら特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（4戦3勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。
6月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のあじさい特別（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場直之騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。
7月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のインパチェンス特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場直之騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。
8月15日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦のハイビスカス特別（大井ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で的場直之騎手（7戦3勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。
9月8日、中2週で迎えた9戦目は、アルファード賞（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場直之騎手（8戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマショウシャークに3馬身の差をつけて優勝
10月10日、中4週で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、レミニス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のピッツドクターを3/4馬身振り切って勝利をモノにする
11月10日、中3週で迎えた11戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の紅葉賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったノースチェリーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。
11月27日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のオーチャード賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場直之騎手（9戦4勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。
12月30日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦のイヤーエンド賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（10戦4勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。
4歳（2000年）
7月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ポートサイド賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。
5歳（2001年）
4月28日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた15戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、春陽特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。最後はショウナンラインと並んで3着同着となった。
5月13日、中1週で迎えた16戦目は、新緑特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のピーエムカイザーに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。
6月16日、中4週で迎えた17戦目は、清夏特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。
12月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、水久保敏美騎手を鞍上に迎えて、ターコイズ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。
6歳（2002年）
1月28日、中3週で迎えた19戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。10着に敗れた。
2月17日、中2週で迎えた20戦目は、春月特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。
3月14日、中3週で迎えた21戦目は、春駒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。9着に敗れた。
5月1日、中6週で迎えた22戦目は、春陽特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
5月22日、中2週で迎えた23戦目は、麦秋特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。
6月5日、中1週で迎えた24戦目は、清夏特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。
7月11日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のふみづき特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。
7月25日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の潮騒特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。
12月28日、約5か月の休み明けで迎えた27戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ステンドグラス賞（大井ダート1190m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。
7歳（2003年）
1月13日、中1週で迎えた28戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ファーストドリーム賞（大井ダート1590m 内回り 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。
2月18日、中4週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のアメジスト賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。
3月4日、中1週で迎えた30戦目は、望春賞（大井ダート1190m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。
3月20日、中1週で迎えた31戦目は、春灯賞（大井ダート1590m 内回り 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。
4月24日、中4週で迎えた32戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、デネボラ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。