マルタカウイット（2000年生、母カシマロマン）

マルタカウイット（2000年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋機転」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエブロス（当時14歳）と交配したカシマロマンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、中央平地13戦0勝2着3回、地方26戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の雲仙岳カップ(一般B1)。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

8月10日、デビュー戦は池田鉄平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアレグレッツァからクビ差の2着となった。

11月17日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田鉄平騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

3歳（2003年）

4月19日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた6戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

6月29日、中2週で迎えた7戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったデイムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月20日、中2週で迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたレッドグラス決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

9月21日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた12戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4歳（2004年）

7月21日、約8か月半の休養明けで迎えた14戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた15戦目は、荒尾青年会議所カップ（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた16戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキサスキサスキサスから2馬身差の2着となった。

10月20日、中3週で迎えた17戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、かんなづき特別（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた18戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のサンライズカネフクをアタマ差制して待望の初白星を挙げた。

11月27日、中2週で迎えた19戦目は、倉岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月26日、中3週で迎えた20戦目は、古泉悟騎手を鞍上に迎えて、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2005年）

1月12日、中1週で迎えた21戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったキョウワシンズイから1馬身差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた22戦目は、M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は古泉悟騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた23戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた24戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた25戦目は、筒ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムコンドルに1馬身の差をつけて2勝目を収める

5月18日、中2週で迎えた26戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1900m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（9戦2勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた27戦目は、観音岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた28戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、普賢岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月27日、中5週で迎えた29戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉留孝司騎手（11戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた30戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（12戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた31戦目は、妙見岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（13戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月5日、中1週で迎えた32戦目は、龍ケ岳カップ（荒尾ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（14戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた33戦目は、黒岳カップ（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉留孝司騎手（15戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた34戦目は、金峰山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉留孝司騎手（16戦2勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月20日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた35戦目は、稲星山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉留孝司騎手（17戦2勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2006年）

1月11日、中2週で迎えた36戦目は、久住山カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉留孝司騎手（18戦2勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた37戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉留孝司騎手（19戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた38戦目は、大船山カップ（荒尾ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉留孝司騎手（20戦2勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた39戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉留孝司騎手（21戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。3着を確保した。