イカロス（2019年生、母トゥルーストーリー）
Icarus
2019.05.02
イカロス（2019年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の勇者の名」。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時6歳）と交配したトゥルーストーリーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前田ファーム。2024年のサマーアタック(一般B C)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2021年）
10月31日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。
12月5日、中4週で迎えた2戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。
12月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着に入った。
3歳（2022年）
1月9日、中2週で迎えた4戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバオバブスピリットに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。
1月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。
2月27日、中4週で迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で横山琉人騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。
3月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。
4月16日、中3週で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。
6月5日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。
8月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。
9月18日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤雅騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。
11月5日、中6週で迎えた12戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着に入った。
11月20日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。
4歳（2023年）
2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。
2月12日、連闘で迎えた15戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。
4月1日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラスの4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山琉人騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。
7月29日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、アコンカグア賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。
8月24日、中3週で迎えた18戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、兜賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。
9月15日、中2週で迎えた19戦目は、軍配賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は桜井光輔騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったハーモニーレグルスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。
10月12日、中3週で迎えた20戦目は、吹き矢賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井光輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。
デビュー前
佐藤博紀厩舎（川崎）へ入厩。
10月26日、デビュー戦は桜井光輔騎手を鞍上に据えて、凩賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番ゲートからスタート。出走取消となった。
11月9日、中3週で迎えた21戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、ウイスキー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したネフィリムに3/4馬身届かず2着となった。
11月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3三（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。
12月15日、中2週で迎えた23戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、湯河原梅林「梅の宴」賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。
5歳（2024年）
1月4日、中2週で迎えた24戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、昆布巻賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。
2月1日、中3週で迎えた25戦目は、白山賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。
2月22日、中2週で迎えた26戦目は、菜の花特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は野畑凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。
3月14日、中2週で迎えた27戦目は、鳴門賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は桜井光輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。
4月5日、中2週で迎えた28戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、光速賞（川崎ダート900m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
4月29日、中2週で迎えた29戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、シンデレラグレイ新章突入記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイクストームに8馬身の差をつけてファンの支持に応えた。
5月8日、連闘で迎えた30戦目は、のぼり鮎特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。
5月22日、中1週で迎えた31戦目は、山道康寛40歳自分で生誕祭（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユカリプレリュードに5馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。
6月18日、中3週で迎えた32戦目は、サマーアタック（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。
7月17日、中3週で迎えた33戦目は、マリーゴールド特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。
8月1日、中1週で迎えた34戦目は、花撫子特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたカヤドーブラック決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
8月12日、中1週で迎えた35戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、水上花火特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキタサンエトワールに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
9月27日、中6週で迎えた36戦目は、ローレル特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアイファーダイオウに2馬身の差をつけて制した。
10月25日、中3週で迎えた37戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ座特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。
11月7日、中1週で迎えた38戦目は、霜月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたコトシロ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。
6歳（2025年）
9月11日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた39戦目は、松本一心騎手を鞍上に迎えて、Aじゃないか!ちゃこっとカップ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。
9月24日、中1週で迎えた40戦目は、オータムアタック（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本一心騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。