ハクサンラッキー（1984年生、母ライトラツシユ）

ハクサンラッキー（1984年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時10歳）と交配したライトラツシユが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高岸順一。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回、地方10戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

12月12日、デビュー戦は安藤賢一騎手を鞍上に据えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

12月20日、連闘で迎えた2戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

4歳（1988年）

1月31日、中5週で迎えた3戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月20日、中6週で迎えた4戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤賢一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノーザンファニーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月17日、中3週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤賢一騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のオサイチスワローに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

5月7日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で安藤賢一騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

5月29日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤賢一騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、逃げるヒシノリフオーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6歳（1990年）

5月12日、約24か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

6月30日、中6週で迎えた9戦目は、甲田守騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた10戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲田守騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のクニノグレンターに3馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

9月3日、中2週で迎えた11戦目は、一般C5-6（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で甲田守騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月4日、中8週で迎えた12戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で甲田守騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のリアルエンパイアに半馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で甲田守騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクインレイハに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月24日、中4週で迎えた14戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で甲田守騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったコトブキアンサーから1馬身差の2着に敗北した。

7歳（1991年）

4月30日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で甲田守騎手（6戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマーチトウショウに1馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

6月1日、中4週で迎えた16戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で甲田守騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のマーチトウショウに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月29日、中3週で迎えた17戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で甲田守騎手（8戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノプログレスから1馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中9週で迎えた18戦目は、一般C4-6（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で甲田守騎手（9戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。