マドモアゼル（2015年生、母ポールポジションⅡ）

マドモアゼル（2015年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「お嬢さん（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時14歳）と交配したポールポジションⅡが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着1回。2018年の橘ステークス(オープン)に勝利した他、2018年のバーデンバーデンカップ(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月15日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったオジョーノキセキを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のニシノラプランセスに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月8日、中9週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のりんどう賞（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のアリアを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

12月10日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦1勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

3歳（2018年）

1月27日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月11日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦1勝）。18頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

5月6日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のアルジャーノンをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

5月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

7月15日、中6週で迎えた9戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月14日、約3か月の休み明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンの信越ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのオーロカップ（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。