ファントムオペラ（2001年生、母アイドルアモン）

ファントムオペラ（2001年4月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ターフの主役であり続けることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時13歳）と交配したアイドルアモンが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は外舘万明。戦績は、中央平地18戦0勝2着2回、地方22戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の正月特別(一般A1 A2)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、外館万明から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、ジョイレースホースによって1,680万円で落札された。

サラブレッドクラブライオンにて総額2,600万円（6.5万×400口）で一口馬主が募集された。

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

4月24日、デビュー戦は菊地昇吾騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

4歳（2005年）

4月21日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D4-4（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったバトルハートオーから4馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた3戦目は、一般D4-4（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったオリオンザブリーズからアタマ差の2着に甘んじた。

6月7日、中4週で迎えた4戦目は、一般D4-3（札幌(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のパークストリートに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月11日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に敗れた。

12月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

5歳（2006年）

1月5日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた8戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

9月2日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月21日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したチョウカイサンデーを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

12月10日、中6週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（5戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月17日、連闘で迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

12月23日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6歳（2007年）

1月21日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたミスターシーザ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

1月27日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で芹沢純一騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた20戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

6月17日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

12月23日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた22戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、かぼちゃ特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（2008年）

1月2日、中0週で迎えた23戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、正月特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のストレイフに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

1月20日、中2週で迎えた24戦目は、新春賞（福山ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた25戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の椿賞（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月30日、中7週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、地方重賞のイヌワシ賞（金沢ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた27戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、阿蘇中岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた28戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、らくのうマザーズ特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、パールカップ（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた30戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の九州王冠（荒尾ダート1400m 小雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた31戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた32戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤智久騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月20日、中0週で迎えた33戦目は、田中良明騎手を鞍上に迎えて、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた34戦目は、サファイアカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤智久騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた35戦目は、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた36戦目は、地方重賞の九州記念（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤智久騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた37戦目は、ひばり特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤智久騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた38戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤智久騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた39戦目は、RKK特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤智久騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた40戦目は、有明新報カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤智久騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。