ゲンパチファインド（2016年生、母セイントリースカウト）

ゲンパチファインド（2016年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋（求めていた物を）発見する」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時17歳）と交配したセイントリースカウトが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は下屋敷牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下屋敷牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、平野武志によって1,080万円で落札された。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月8日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

10月14日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた4戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた6戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したセブンマイルを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

3月20日、中1週で迎えた8戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳B C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったハルカゼに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳C1一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月15日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、3歳C1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマチュピチュをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月7日、中2週で迎えた11戦目は、3歳B C1（園田ダート1870m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて最後はブラックルシアンと並んで4着同着となった。

6月20日、中1週で迎えた12戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた13戦目は、3歳C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったクリノマンジェリカに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

11月6日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

12月10日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハンキードーリに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2020年）

1月2日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のウインカートゥーンをクビ差振り切って制した。

1月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のテイケイリヴェールに5馬身の差をつけて優勝

3月5日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（11戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月6日、中8週で迎えた21戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた22戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオウケンインザサンを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

6月25日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松木大地騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたサクラトスカーナ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月23日、中3週で迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、大暑特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は井上幹太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた26戦目は、日刊ゲンダイ賞（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上幹太騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

11月3日、中6週で迎えた27戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上幹太騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。