ラブラドリカ（2012年生、母スターバイオレット）

ラブラドリカ（2012年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スミレの品種名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤオーラ（当時8歳）と交配したスターバイオレットが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方17戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,000万円（2万×500口）で一口馬主が募集された。

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

5月17日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は404kg。17頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月12日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

9月6日、中7週で迎えた4戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた5戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた6戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノブローズを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンダルエチケットに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月18日、中4週で迎えた8戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るユーセイエンジェルを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月31日、中1週で迎えた9戦目は、ターコイズ賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスターギャルを強烈な末脚でクビ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

4歳（2016年）

1月15日、中1週で迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、パンジー特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

2月9日、中3週で迎えた11戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のセピアに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月25日、中1週で迎えた12戦目は、C級チャンピオン特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（5戦5勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3月9日、中1週で迎えた13戦目は、ザク笠松出陣記念（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（6戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサチヒメに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月24日、中1週で迎えた14戦目は、春色特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（7戦6勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた15戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（8戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンジョを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

4月29日、中1週で迎えた16戦目は、野々村忠!頑張れよグランプリ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤友則騎手（9戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐藤友則騎手（10戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた18戦目は、笠松応援記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐藤友則騎手（11戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したダンスバンドを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月13日、中5週で迎えた19戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で佐藤友則騎手（12戦7勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月17日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。