ベガグレシヤス（2007年生、母ハヤテグレシャス）

ベガグレシヤス（2007年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のアドマイヤドン（当時8歳）と交配したハヤテグレシャスが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。戦績は、地方40戦6勝2着4回。2009年のザール賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片岡博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

米川昇厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

7月1日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

7月15日、中1週で迎えた2戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るツキミソウを猛烈な末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

8月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサスブレットに2馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月8日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのザール賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた6戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳オープンのルールオブロー賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は永島太郎騎手（4戦2勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

11月23日、中4週で迎えた8戦目は、黒川知弘騎手を鞍上に迎えて、2歳（福山ダート1250m 晴/重）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリーヒマワリをクビ差制して断然の支持に応えた。

12月12日、中2週で迎えた9戦目は、2歳（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黒川知弘騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のビクトリーノブナガに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月23日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒川知弘騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルチビッグブラザから半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2010年）

1月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で黒川知弘騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマリンケハラッショに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

1月31日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2（福山ダート1130m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で黒川知弘騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったモエレパーフェクトからアタマ差の2着に甘んじた。

2月21日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2（福山ダート1130m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で黒川知弘騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月22日、中3週で迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず8着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた15戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月26日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月11日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた19戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月21日、連闘で迎えた20戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の城ヶ島特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のヴィオラマイアスに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月14日、中3週で迎えた23戦目は、3歳戦のカンナ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月30日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、3歳戦のほうせんか特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着を確保した。

9月27日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1七（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1六七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったダテノセレクトに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月16日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（10戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

12月21日、中4週で迎えた28戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（11戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

4歳（2011年）

1月12日、中2週で迎えた29戦目は、ガーネット特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（12戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた30戦目は、昇龍特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（13戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた31戦目は、早春特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤江渉騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた32戦目は、東風特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（14戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4月26日、中7週で迎えた33戦目は、ダイヤモンド特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（15戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた34戦目は、國分祐仁騎手を鞍上に迎えて、豊四季特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた35戦目は、深緑特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で國分祐仁騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた36戦目は、一般C2二三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（16戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

9月7日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた37戦目は、一般C2二（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（17戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた38戦目は、台東区特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（18戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた39戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（19戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したケイアイグロリアに半馬身届かず2着となった。

11月14日、中3週で迎えた40戦目は、長狭特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は國分祐仁騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天与の負けん気を発揮して諦めることなく走り切り、4着に入り込んだ。