カミノショーター（1992年生、母ショウワプライド）

カミノショーター（1992年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラツキーソブリン（当時18歳）と交配したショウワプライドが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣一彦。戦績は、中央平地23戦5勝2着1回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は1997年のムーンライトハンデキャップ(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

7月22日、デビュー戦は菊沢隆仁騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月1日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月11日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆仁騎手（4戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るトランスミッターを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆仁騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハルノジョーオーに2馬身の差をつけて2勝目を収める

12月10日、中1週で迎えた7戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の高砂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

4歳（1996年）

5月5日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（6戦2勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の有松特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

6月16日、中3週で迎えた10戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた11戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（1997年）

1月11日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた13戦目は、名古屋チャレンジカップケレス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のフレンチフィールドに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月15日、中0週で迎えた14戦目は、常石勝義騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の讃岐特別（阪神ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（10戦3勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のピサノパンサーに1馬身半の差をつけて4勝目を手に入れた。

4月6日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の摂津特別（阪神芝2200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（11戦4勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた18戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の浜名湖特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミハタタイシをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月8日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦の関ケ原ステークス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（12戦4勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

6月28日、中2週で迎えた21戦目は、ストークステークス（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（13戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のやまなみステークス（小倉芝1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（14戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、バイタルフォースに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月6日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のマルタカオーカンに3馬身半の差をつけて6勝目を収める

10月4日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（3戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。