サンマルクイーン（2009年生、母ミスサイベリア）

サンマルクイーン（2009年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時8歳）と交配したミスサイベリアが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は笹島政信。戦績は、中央平地28戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

1月9日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着に入った。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のザグレースをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月20日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のグインネヴィアをハナ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月16日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月17日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦2勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

12月9日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着を確保した。

12月24日、中1週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のリボン賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

4歳（2013年）

3月24日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて10着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（7戦2勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

8月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったルナフォンターナにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のアウトシャインに1馬身1/4の差をつけて断然人気に応えた。

9月14日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシルクドリーマーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月6日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

10月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。14着に敗れた。

5歳（2014年）

3月2日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の丹波特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（10戦2勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

4月27日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（11戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

10月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず最後はアドマイヤクーガーと並んで7着同着となった。

10月19日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（13戦2勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、ワードイズボンドにクビ差交わされて2着となった。

11月2日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（14戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ミッキーラブソングにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

11月15日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（15戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタマラマをアタマ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

12月13日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（16戦3勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6歳（2015年）

1月5日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（17戦3勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。