タイヨウパフューム（2008年生、母ノーザンヴィーナス）

タイヨウパフューム（2008年2月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「大洋の香り」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時10歳）と交配したノーザンヴィーナスが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の朝里川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月19日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は378kg。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

3歳（2011年）

3月19日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

5月14日、中7週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のピエナクリスタルをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月13日、中5週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のメジロガストンをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

10月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で秋山真一郎騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

12月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では速い脚を使えず17着に終わった。

4歳（2012年）

3月31日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1200m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

6月9日、中9週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月24日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（9戦2勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

9月1日、中5週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したコスモドロスに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（11戦2勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

12月16日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5歳（2013年）

2月16日、中8週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

4月7日、中6週で迎えた19戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上500万下の長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず14着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の基坂特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（12戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったブランダムールに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月28日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の七重浜特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた23戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハギノソフィアをハナ差振り切って久々に美酒を浴びた。

8月31日、中2週で迎えた24戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊ヶ丘特別（函館芝1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。