コウエイアンズ（2005年生、母コウエイロマン）

コウエイアンズ（2005年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋杏子」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時13歳）と交配したコウエイロマンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東政清。戦績は、中央平地15戦2勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月16日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 雨/重）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

12月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったトーホウドルチェに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

3歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のグルービーアイズに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

11月9日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた10戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた11戦目は、田嶋翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のフラミニアンウェイに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月27日、中1週で迎えた12戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

4歳（2009年）

7月18日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は田嶋翔騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田嶋翔騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田嶋翔騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。13着に敗れた。

11月13日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、イーバンク銀行IN川崎賞（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月14日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、師走特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノゾミヒカルを途轍もない末脚で半馬身差し切って3勝目を手中に収めた。