ラビングシーン（2017年生、母キストゥクラウン）

ラビングシーン（2017年3月20日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛情溢れる場面。父名、母名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のスピルバーグ（当時8歳）と交配したキストゥクラウンが12歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は宝寄山拓樹。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2 17。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額700万円（3.5万×200口）で一口馬主が募集された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月20日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた2戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡育也騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

2020年5月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

7月4日、中5週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のウーマんチャンス（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジャポネスクに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月18日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハヤブサジーニーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

9月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイアンプランに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鮫島克也騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた11戦目は、いわし雲賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鮫島克也騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で鮫島克也騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた13戦目は、小雪賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で鮫島克也騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた14戦目は、マスターシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鮫島克也騎手（9戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で鮫島克也騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたラニーノーズ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（2021年）

1月5日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で鮫島克也騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で鮫島克也騎手（12戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で鮫島克也騎手（13戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で鮫島克也騎手（14戦1勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で鮫島克也騎手（15戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月21日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2 19（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で鮫島克也騎手（16戦1勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で鮫島克也騎手（17戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で鮫島克也騎手（18戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のマーベラステソーロをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5月9日、中2週で迎えた24戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（19戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月6日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（20戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた27戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

7月17日、中4週で迎えた28戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月22日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（21戦2勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた30戦目は、金山昇馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

2021年9月12日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。