メイショウデンセツ（1996年生、母アルパインスウイフト）

メイショウデンセツ（1996年4月19日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルグリツターズ（当時16歳）と交配したアルパインスウイフトが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は能登一男。戦績は、中央平地11戦1勝、中央障害12戦2勝2着2回。1999年の東京オータムジャンプ(ハンデJG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、能登一男から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,134万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

8月15日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のライブウィズアースに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

11月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳500万下のサルビア賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた7戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の千両賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に終わった。

3歳（1999年）

1月24日、中5週で迎えた8戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

7月3日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千田輝彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた12戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のダッシュホーラーに約14馬身の大差をつけて1着ゴールを果たした。

10月10日、中2週で迎えた13戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドハヤブサに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月24日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴーカイから2馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中3週で迎えた15戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で白浜雄造騎手（3戦2勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月11日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で白浜雄造騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2000年）

1月8日、中3週で迎えた17戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で白浜雄造騎手（5戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた18戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で白浜雄造騎手（6戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。12着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた19戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で白浜雄造騎手（7戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた20戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒサコーボンバーから9馬身差の2着となった。

7月23日、中2週で迎えた22戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデJ・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5歳（2001年）

4月1日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は白浜雄造騎手（9戦2勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。