ヒシコスマー（2015年生、母コスマグレース）

ヒシコスマー（2015年3月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋母系より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブラックタイド（当時14歳）と交配したコスマグレースが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は厚賀古川牧場。2019年の岩手県知事杯OROカップ（モンテオープン(一般 M1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、厚賀古川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって540万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、阿部雅英によって842.4万円で落札された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月29日、デビュー戦はC.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイカヅチをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の万両賞（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアトレヴィードに1馬身3/4の差をつけて2勝目を獲得した。

12月17日、中1週で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

3歳（2018年）

1月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

3月17日、中6週で迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のファルコンステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

5月6日、中6週で迎えた8戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた10戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

10月13日、中5週で迎えた11戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月29日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、東京スポーツ霜月杯（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた13戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、ウインターイルミネーション特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

4歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた14戦目は、千客万来特別（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中悠希騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、馬事畜産振興協議会杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中悠希騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

3月1日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた16戦目は、春めき桜まつり特別（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中悠希騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた17戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、ダービースタリオンマスターズ賞（大井ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた18戦目は、踏青特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山林堂信彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月2日、約4か月の休養明けで迎えた19戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、水が育む愛の町愛川町サマーカップ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた20戦目は、秦野たばこ祭記念（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村裕基騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた21戦目は、処暑特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村裕基騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた22戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、M1の岩手県知事杯OROカップ（モンテオープン（盛岡芝1700m 小雨/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったコスモリョウゲツに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月20日、中3週で迎えた23戦目は、M2のOROターフスプリント（盛岡芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に敗れた。

5歳（2020年）

5月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた24戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般B2（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

6月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた26戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したイチネンセイを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた28戦目は、ジュライカップ（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた29戦目は、一般B2（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2（盛岡ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンエイバラードをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

8月22日、中1週で迎えた31戦目は、オーガストカップ（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったティラールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた33戦目は、白神賞（盛岡芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた34戦目は、アンタレス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

6歳（2021年）

3月13日、約5か月の休み明けで迎えた36戦目は、復興祈念がんばろう田野畑（水沢ダート850m 小雨/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（5戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた37戦目は、復興祈念夢あふれる未来へ（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（6戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた38戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、金盞花特別（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7歳（2022年）

8月2日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から37kg増やして迎えた39戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（7戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（8戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフォルチェーロに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月5日、中3週で迎えた41戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（9戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた42戦目は、姫神賞（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（10戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

12月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた43戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、オッズパークAI予想賞（水沢ダート850m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた44戦目は、一般C2（水沢ダート850m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた45戦目は、C2（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。