サクレディーヴァ（2013年生、母ラフェクレール）

サクレディーヴァ（2013年2月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「神聖（仏）＋歌姫」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時15歳）と交配したラフェクレールが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地20戦3勝。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、YapKimSanによって2,268万円で落札された。

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

11月23日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は510kg。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のデルマチャチャに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2016年）

1月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

3月5日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

5月1日、中2週で迎えた6戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月25日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、F.ヴェロン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でF.ヴェロン騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入った。

11月13日、中4週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた11戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高山特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2017年）

1月8日、中2週で迎えた12戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のウェイアップハイをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月22日、中3週で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

6月24日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2018年）

2月17日、約7か月の休み明けで迎えた17戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヒルダに3馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

6月10日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月19日、中9週で迎えた19戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月28日、中9週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた21戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6歳（2019年）

1月5日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はF.ミナリク騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

6月16日、中6週で迎えた24戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの箕面特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

8月4日、中6週で迎えた25戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

2019年8月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。