エクセレントミスズ（2013年生、母アスクレピアス）

エクセレントミスズ（2013年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「優秀な+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時7歳）と交配したアスクレピアスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は上水牧場。主な勝ち鞍は2017年の兵庫特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、永井啓弍によって1,641.6万円で落札された。

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月24日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

2月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3月5日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

3月26日、中2週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

4月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のワンスインアライフに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月21日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下のメルボルントロフィー（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したロードヴァンドールを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2017年）

1月14日、中4週で迎えた8戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

6月17日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月12日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 小雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルクラフトを半馬身差し切って久々に白星を挙げた。

10月1日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のファイティングスピリットでジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のデンコウインパルスに1馬身3/4の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月11日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のオリオンステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

5歳（2018年）

1月8日、中3週で迎えた18戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2200m 外回り小雨/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月24日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下の尼崎ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（4戦2勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

5月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に敗れた。

11月17日、約6か月半の休養明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（5戦2勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のグレイトフルステークス（中山芝2500m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

6歳（2019年）

1月6日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

2月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（6戦2勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に終わった。

7歳（2020年）

2月2日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2月15日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は国分恭介騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

3月28日、中5週で迎えた29戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。13着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8歳（2021年）

5月15日、約12か月の休み明けで迎えた32戦目は、4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

10月10日、約4か月の休み明けで迎えた34戦目は、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（阪神芝3000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた36戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの尼崎ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月25日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた37戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

9歳（2022年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

2022年3月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。