ネリッサ（2016年生、母ポーシア）

経歴

デビュー前

2歳のとき、大島牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、木村廣太によって421.2万円で落札された。

2歳（2018年）

11月3日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。17頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアゴベイを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

11月25日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2019年）

2月3日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエクセランフィーユを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月10日、中2週で迎えた5戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

4月21日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では速い脚を使えず17着に終わった。

8月3日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユナカイトを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

8月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のアビームに1馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

11月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（6戦3勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの立志ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（7戦3勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見せ場なく16着に敗れた。

4歳（2020年）

2月23日、中7週で迎えた11戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

5月3日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた13戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月17日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（8戦3勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

11月21日、中4週で迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、5着に終わった。

5歳（2021年）

2月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村宏司騎手（9戦3勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず12着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのうずしおステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月24日、中6週で迎えた18戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの晩春ステークス（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

5月23日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスのフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に敗れた。

10月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。