キョクイチシャープ（2002年生、母サファリオリーブ）

キョクイチシャープ（2002年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋鋭敏な」。毛色は鹿毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時14歳）と交配したサファリオリーブが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方21戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、細川牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月18日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は426kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。17頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田辺裕信騎手（5戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた7戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

3歳（2005年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

6月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた10戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた11戦目は、3歳A3（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず12着に敗れた。

8月14日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた15戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケンブリッジスカイを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳A4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた17戦目は、末田秀行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のペルセウス特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた18戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

4歳（2006年）

1月4日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（9戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

5月4日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、秋田大助騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた22戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、最後はススズカレンと並んで3着同着となった。

5月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般D2-3（札幌(地)ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は秋田大助騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた24戦目は、一般D2-2（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田大助騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた25戦目は、一般D3-1（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったジニアから1馬身差の2着となった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、一般D2-3（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は秋田大助騎手（3戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったジーピーオペラからアタマ差の2着に甘んじた。

7月25日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた27戦目は、一般D2-2（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田大助騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

8月10日、中1週で迎えた28戦目は、一般D2-3（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田大助騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般D2-3（旭川ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋田大助騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた30戦目は、一般D2-3（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で秋田大助騎手（7戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。