ユートスキー（1983年生、母ミスツバキ）

ユートスキー（1983年4月29日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時9歳）と交配したミスツバキが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）イスズ牧場。戦績は、中央平地14戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1987年の報知杯大雪ハンデキャップ(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

石栗龍雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

9月13日、デビュー戦は4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。馬体重は472kg。鞍上は的場均騎手。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ダイナタキオンに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

9月27日、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハローページに5馬身の差をつけてトップでゴールインした。

11月8日、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のトナミープリンスに2馬身の差をつけて勝利をモノにした。

4歳（1987年）

4月5日、5歳以上900万下の勝浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったローマンプリンスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

4月26日、5歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

6月14日、4歳以上400万下の石狩特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、チョウカイリフォに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月28日、4歳以上400万下の十勝岳特別（札幌ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場均騎手。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロイヤルミユキに1馬身1/4の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

7月19日、ハンデ戦で4歳以上900万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場均騎手。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスズマジックをクビ差振り切って勝利を挙げた。

9月13日、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場均騎手。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

10月25日、4歳以上900万下の晩秋特別（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で的場均騎手。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

11月14日、4歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5歳（1988年）

6月26日、4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

7月24日、4歳以上900万下の摩周湖特別（札幌ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月31日、4歳以上900万下（札幌ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横田雅博騎手。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。