サクラブライアン（1999年生、母カーリムフエザー）

サクラブライアン（1999年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナリタブライアン（当時8歳）と交配したカーリムフエザーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地25戦3勝2着3回、地方2戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月13日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月6日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって12着に敗れた。

4歳（2003年）

1月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、万両特別（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスターキャロルから半馬身差の2着に敗北した。

1月12日、連闘で迎えた5戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高崎ダート1330m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアマートモンジュに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

3月15日、中8週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた7戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

7月26日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のナンヨートキノサトをハナ差振り切って勝利をモノにする

10月12日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

5歳（2004年）

3月21日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月17日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたシュア決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

12月4日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったサクラファロスにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

12月25日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

6歳（2005年）

3月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のカチグセに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

4月2日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のラヴォラトーレをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月10日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦2勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた19戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

7歳（2006年）

7月9日、約9か月半の休み明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

11月18日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したスパインに半馬身届かず2着となった。

12月16日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

8歳（2007年）

1月21日、中4週で迎えた26戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた27戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。