サンメディル（2017年生、母Blading Gold Ring）

サンメディル（2017年4月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬とキャンディーの祭『フィエスタ・デ・サン・メディル』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のLemon Drop Kid（当時21歳）と交配したBlading Gold Ringが11歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2021年の桜狩り賞(一般C2一)。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額2,640万円（6.6万×400口）で一口馬主が募集された。

菊沢隆徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月5日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

5月24日、中4週で迎えた4戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

8月9日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた7戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセレナアンバーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月5日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のモズセカイイサンに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2021年）

1月12日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のアレグリアシチーをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

2月12日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3二（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルベアライノに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

3月16日、中4週で迎えた11戦目は、馬い!明日開催池尻軒先マルシェ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のトキノソマリに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4月5日、中2週で迎えた12戦目は、桜狩り賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンテキーラを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

6月12日、中9週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

5歳（2022年）

4月2日、約10か月の休み明けで迎えた14戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

5月17日、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、メイスター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

6歳（2023年）

2月11日、約8か月半の休養明けで迎えた17戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた18戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

2023年3月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3月28日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた19戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレリスタットを豪快な末脚で半馬身差し切って単勝一倍台の期待に応えた。

4月15日、中2週で迎えた20戦目は、野根山特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケーリエールに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3 15（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキーフラッシュに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月7日、連闘で迎えた22戦目は、ハクウンボク特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったミーハディビーナを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、ヤマボウシ特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月10日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2 C3（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のモンサンレジャンドに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったエピックアンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月30日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で永森大智騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で永森大智騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で永森大智騎手（9戦4勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2-5（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で永森大智騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた30戦目は、小雪特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で永森大智騎手（11戦4勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額2,640万円（6.6万×400口）で一口馬主が募集された。

雑賀正光厩舎（高知）へ入厩。

12月9日、デビュー戦は永森大智騎手を鞍上に据えて、C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番ゲートからスタート。出走取消となった。

7歳（2024年）

1月7日、中5週で迎えた31戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

1月14日、連闘で迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（12戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウノヴィグラスに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月21日、連闘で迎えた33戦目は、大寒特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（13戦5勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着を確保した。

1月31日、中0週で迎えた34戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（14戦5勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったマーキュリーセブンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月14日、中1週で迎えた35戦目は、咸陽島公園特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（15戦5勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

2月21日、連闘で迎えた36戦目は、工藤史典祝32歳特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（16戦5勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

2月28日、連闘で迎えた37戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、秀ちゃん誕生祭特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月6日、連闘で迎えた38戦目は、アコウ林特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（17戦5勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた39戦目は、八畳岩特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

3月27日、中0週で迎えた40戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（18戦5勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（19戦5勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた42戦目は、マリアージュは特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。