モズセカイイサン（2017年生、母スリリングヴィクトリー）

モズセカイイサン（2017年2月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋世界遺産」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時8歳）と交配したスリリングヴィクトリーが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は秋田牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳C2四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、秋田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、キャピタル・システムによって918万円で落札された。

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

2月8日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた3戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

5月17日、中8週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月23日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るチャンチキを鮮烈な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

7月19日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったウォーデコラシオンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったナムラバンザイに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサンメディルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂口裕一騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るユニティコをクビ差だけ差し切って制した。

12月8日、中2週で迎えた15戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

4歳（2021年）

3月13日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、復興祈念がんばろう山田町（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（10戦2勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

3月29日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた17戦目は、アリエス賞（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（11戦2勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた18戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、駒形賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。