ユニティコ（2017年生、母ギャラクティコ）

ユニティコ（2017年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「Ｕｎｉｔ（ユニット）とＴｉｃｏ（母名より）の組み合わせ」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時14歳）と交配したギャラクティコが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はバンブー牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、バンブー牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって453.6万円で落札された。

高橋祥泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月29日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

9月22日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月26日、中4週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（2020年）

3月14日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 雨/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

7月5日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

8月30日、中7週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

10月5日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた9戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったピースワンパルフェに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モズセカイイサンにクビ差交わされて2着となった。

12月1日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、セイカタチバナに交わされて3馬身差の2着となった。

12月31日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木祐騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2021年）

3月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鈴木祐騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鈴木祐騎手（7戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鈴木祐騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で鈴木祐騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で鈴木祐騎手（10戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のウェルシーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月8日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で鈴木祐騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた21戦目は、ミスターメロディ特別（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で鈴木祐騎手（12戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、姫神賞（盛岡芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で鈴木祐騎手（13戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

8月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で鈴木祐騎手（14戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、バンブー牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡田繁幸によって453.6万円で落札された。

櫻田康二厩舎（岩手）へ入厩。

5歳（2022年）

3月14日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた24戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で鈴木祐騎手（15戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

3月22日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で鈴木祐騎手（16戦1勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で鈴木祐騎手（17戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた27戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず3着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（18戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2（水沢ダート850m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（19戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（20戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったルーチェビアンカに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、ビバリークイーンに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた33戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

11月14日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（21戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はカミデセンプウと並んで2着同着となった。

11月21日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（22戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（23戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシャイニーダイヤに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた37戦目は、一般C2（水沢ダート850m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（24戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた38戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、C2（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6歳（2023年）

3月20日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から27kg減らして迎えた39戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。