エリモキャプテン（1989年生、母エリモノーブル）

エリモキャプテン（1989年6月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のイルドブルボン（当時14歳）と交配したエリモノーブルが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地19戦3勝2着2回、中央障害3戦1勝。主な勝ち鞍は1994年のニセコ特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

2月2日、デビュー戦は村山明騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は454kg。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた3戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

4歳（1993年）

6月20日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月27日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラフェットに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

7月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のランガリバーを半馬身振り切って制した。

5歳（1994年）

6月11日、約10か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鹿戸雄一騎手（5戦2勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のゲイリーランサーに1馬身3/4の差をつけて休み明け初戦を制した。

7月9日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、リキサンフラッシュに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鹿戸雄一騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の八雲特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で鹿戸雄一騎手（8戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で鹿戸雄一騎手（9戦3勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

10月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したトレヴィットを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6歳（1995年）

7月1日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（10戦3勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

7月8日、連闘で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（11戦3勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（12戦3勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

7歳（1996年）

6月2日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月7日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のチアズロッキーに1馬身3/4の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

8月3日、中3週で迎えた22戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。