サーストンリリー（2000年生、母メジロラギン）

サーストンリリー（2000年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のファーディナンド（当時17歳）と交配したメジロラギンが18歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は泉渕瀬牧場。戦績は、地方35戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年のひな祭り特別(一般C1 牝ハンデ)。

経歴

デビュー前

井上弘之厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2002年）

12月10日、デビュー戦は鷹見浩騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は506kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したバストアナットにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2003年）

2月2日、中7週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったコータローにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

4月21日、中4週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦の乙女ゆり特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のケイアイフリーゲンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

6月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のかすみそう特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月26日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦のひまわり特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

11月2日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたユウカスミレ決め手に屈してハナ差の2着となった。

12月29日、中4週で迎えた12戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鷹見浩騎手（10戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4歳（2004年）

1月19日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で鷹見浩騎手（11戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で鷹見浩騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスギノビューティーを半馬身振り切って2勝目を手にした。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定のハンデ戦のひな祭り特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で鷹見浩騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のグラスオトメを半馬身振り切って3勝目をマークした。

4月9日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の’04ブリリアントカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鷹見浩騎手（14戦3勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の荒川区特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で鷹見浩騎手（15戦3勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた18戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で鷹見浩騎手（16戦3勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月3日、中0週で迎えた19戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で鷹見浩騎手（17戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3四（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で鷹見浩騎手（18戦3勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で鷹見浩騎手（19戦3勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

7月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で鷹見浩騎手（20戦3勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月18日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた23戦目は、ハンデ戦のカノープス賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で鷹見浩騎手（21戦3勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた24戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で鷹見浩騎手（22戦3勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったツクバファーストに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月17日、中4週で迎えた25戦目は、オパール賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で鷹見浩騎手（23戦3勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

11月2日、中1週で迎えた26戦目は、霜月賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は20戦連続で鷹見浩騎手（24戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた27戦目は、秋嶺賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で鷹見浩騎手（25戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたシンカンキヨフジ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

12月28日、中6週で迎えた28戦目は、ステンドグラス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で鷹見浩騎手（26戦3勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5歳（2005年）

1月18日、中2週で迎えた29戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

1月31日、中1週で迎えた30戦目は、エレガント賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた31戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦のレグルス賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4月2日、中0週で迎えた33戦目は、北斗七星賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた34戦目は、ハンデ戦の涼風賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（6戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた35戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。