ファーストマイテイ（1983年生、母マドリードシチー）

ファーストマイテイ（1983年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のステインテイノ（当時16歳）と交配したマドリードシチーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）原口牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着1回、地方7戦6勝。1986年のオークス（優駿牝馬）(牝G1)で4着に入った他、1986年のフラワーカップ(オープン牝)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

1歳（1985年）

11月2日、11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月24日、10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月8日、9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のサニーライトに半馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月21日、10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

3歳（1986年）

1月12日、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

3月15日、牝馬限定3歳オープンのフラワーカップ（中山芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトウホーエイトに1馬身1/4の差をつけて勝利を掴んだ。

4月27日、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5月18日、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手。22頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、20番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月14日、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月4日、ハンデ戦で4歳以上1400万下のオクトーバーハンデキャップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は小島太騎手。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシーナンレディーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗れた。

11月2日、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手。19頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

12月7日、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。