キタノエンペラー（2005年生、母ユーワアクトレス）

キタノエンペラー（2005年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「北の皇帝」。毛色は鹿毛。種牡馬のナリタトップロード（当時9歳）と交配したユーワアクトレスが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方25戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年の一般B2九。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

8月3日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず17着に終わった。

10月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

10月25日、連闘で迎えた3戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた4戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2十九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーセンファンタスを捕まえ切れず、7馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクリンゲルラングに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベルモントプレミアに2馬身の差をつけて優勝

3月21日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた8戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマニンペティアンに半馬身交わされて2着となった。

4月6日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアドマイヤアマゾンを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

5月6日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原俊吏騎手（9戦3勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた12戦目は、遺跡の学び館レース（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原俊吏騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた13戦目は、石鳥谷まつりレース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で菅原俊吏騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホシスウィープを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

6月28日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で菅原俊吏騎手（12戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で菅原俊吏騎手（13戦3勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたラストトレジャー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月20日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で菅原俊吏騎手（14戦3勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で菅原俊吏騎手（15戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は17戦連続で菅原俊吏騎手（16戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルジーニアスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で菅原俊吏騎手（17戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で菅原俊吏騎手（18戦3勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

10月26日、中3週で迎えた21戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフォージドアックスに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月9日、中1週で迎えた22戦目は、水沢消防記念館レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フェスティヴムテキにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月23日、中1週で迎えた23戦目は、種山ヶ原レース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナリタテイオーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月7日、中1週で迎えた24戦目は、どこへでも!出前かまくらレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハナケンロマンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月14日、連闘で迎えた25戦目は、一般B2九（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシンボリカッシーニに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月27日、中1週で迎えた26戦目は、師走賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。