グレンワカタケ（1988年生、母アキノスズラン）

グレンワカタケ（1988年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時9歳）と交配したアキノスズランが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着2回、地方9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

7月8日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったリンドシェーバーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗れた。

7月15日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月8日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では超凡な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエビスラッキーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのいちょうステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた8戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4歳（1992年）

3月1日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミスターヤマヒサを半馬身振り切って久方ぶりの一戦をモノにした。

3月15日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の甲武特別（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は岡潤一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたエイシンオスカー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月26日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の祇園特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月13日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5歳（1993年）

4月12日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、高木正喜騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた15戦目は、卯月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木正喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた16戦目は、山中初騎手を鞍上に迎えて、皐月特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったスピードステージから6馬身差の2着となった。

6月22日、中5週で迎えた17戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山中初騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったファストクニから1馬身半差の2着となった。

7月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山中初騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のライトスピリツトに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

8月14日、中5週で迎えた19戦目は、サンシャインマイラーズカップ（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山中初騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6歳（1994年）

4月12日、約8か月の休養明けで迎えた20戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中初騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中初騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。