エスワンプロスパー（1998年生、母レディープロスパー）

エスワンプロスパー（1998年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のミュージックタイム（当時11歳）と交配したレディープロスパーが11歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）細川牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方38戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の3歳。

経歴

デビュー前

手島勝利厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2000年）

7月23日、デビュー戦は山口勲騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のギオンアトラスオに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、中9週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた4戦目は、井上悦児騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月18日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（2001年）

1月2日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツノゲンカイオーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

1月21日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（6戦2勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

4月1日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（7戦2勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトシザダイを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

6月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（10戦3勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（11戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

7月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

12月31日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた16戦目は、森田直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

4歳（2002年）

1月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森田直哉騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホワイトタッチに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月3日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（12戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニシノズシオウに3/4馬身交わされて2着となった。

2月18日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森田直哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダイナミックラムを3/4馬身振り切って4勝目をマークした。

3月19日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイナミックラムを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は井上悦児騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

5月25日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のサンライズプラチナを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月9日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフナツレッドイヤーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月29日、中2週で迎えた26戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で井上悦児騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で井上悦児騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた28戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で井上悦児騎手（7戦2勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず4着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた29戦目は、九千部賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた30戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上悦児騎手（8戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月19日、中6週で迎えた31戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（9戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた32戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（10戦2勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（11戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシゲルジルコンをクビ差振り切って7勝目を奪取した。

12月14日、中1週で迎えた34戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で井上悦児騎手（12戦3勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

5歳（2003年）

1月2日、中2週で迎えた35戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で井上悦児騎手（13戦3勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた36戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた37戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村欣也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

7月6日、約5か月の休み明けで迎えた38戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は井上悦児騎手（14戦3勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上悦児騎手（15戦3勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上悦児騎手（16戦3勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた41戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上悦児騎手（17戦3勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。