ファンディータ（2011年生、母クルミ）

ファンディータ（2011年3月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「魔法（モルディブ・ディベヒ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時6歳）と交配したクルミが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）スイートファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、地方23戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、スイートファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月23日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

2月17日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフルオブプロミスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月21日、中4週で迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

8月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

10月11日、中9週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず最後はプレジールシチーと並んで7着同着となった。

11月23日、中2週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月5日、中5週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた10戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

6月18日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、タイムパラドックス賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

7月2日、中1週で迎えた12戦目は、つぼ八特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったビービーレジェンドに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中1週で迎えた13戦目は、日高銀聖特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のレッドペリグリンに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

8月4日、中2週で迎えた14戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、みついし花だより特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた15戦目は、北海道野菜王国にったん特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のエーシンラピッドに1馬身の差をつけて優勝

9月2日、中1週で迎えた16戦目は、向日葵特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた17戦目は、新ひだか建設協会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた18戦目は、優駿の里「安平町雪だるま」特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で黒沢愛斗騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた19戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ワークフォース・プレミアム（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、クインズパールに3/4馬身交わされて2着となった。

11月11日、中1週で迎えた20戦目は、室蘭工場夜景特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

5歳（2016年）

4月28日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた22戦目は、つつじ特別（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた23戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた24戦目は、エピファネイア・プレミアム（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた25戦目は、ジャスタウェイ・プレミアム（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（9戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた26戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた27戦目は、門別プロパンガス事業組合特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（10戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた28戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、北広島市市制20周年記念特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた29戦目は、石狩鍋記念日特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた30戦目は、日高報知新聞特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた31戦目は、ゆめぴりか特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（11戦2勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた32戦目は、いつもあったかホクレン灯油特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（12戦2勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた33戦目は、北海道えぞ松特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。