シロキタアラシ（1990年生、母ブゼンオーシャン）

シロキタアラシ（1990年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のニチドウアラシ（当時14歳）と交配したブゼンオーシャンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）上田牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着4回、中央障害13戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中尾謙太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったマーベラスクラウンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユタカエイカンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のプラタナス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の赤松賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったダンツシアトルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月13日、中3週で迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のさざんか賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

3歳（1993年）

1月5日、連闘で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた13戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンヨウワカタカを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月12日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカネマサチェリーに4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

7月4日、中2週で迎えた16戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の競馬法制定70周年記念芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したシロキタベルガニエを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の愛宕特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月5日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた25戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の夙川特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

4歳（1994年）

2月19日、中8週で迎えた26戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた27戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のニシケンイメージをハナ差制して優勝

3月27日、中1週で迎えた28戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングオブトラックから3/4馬身差の2着となった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月24日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた30戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

10月8日、約5か月半の休み明けで迎えた31戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で出津孝一騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月30日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で出津孝一騎手（5戦1勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングメーカーから6馬身差の2着となった。

11月26日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は東田幸男騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた34戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1995年）

1月5日、中2週で迎えた35戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた36戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた37戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた38戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンパーシーに8馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

4月2日、中1週で迎えた39戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。3着に終わった。