フェアリーパイン（2020年生、母レーヌドオリエント）

経歴

デビュー前

1歳のとき、ユートピア牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって660万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、飯島利彦によって880万円で落札された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

10月23日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

3歳（2023年）

1月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

3月4日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

4月16日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

7月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は石田拓郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた6戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったキセキニャンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月15日、中3週で迎えた7戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルスアンティカに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月11日、中3週で迎えた8戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したメイショウコソデを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2024年）

2月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったマリブコークに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた10戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で長江慶悟騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

7月17日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、一般C10（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったプリュムドランジュに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた12戦目は、隣のsakuチャン。生誕記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で明星晴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホクセンキングオーに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月28日、中3週で迎えた13戦目は、晩夏特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は長江慶悟騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた14戦目は、さば雲賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた15戦目は、楽天競馬×楽天モバイル賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は明星晴大騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月2日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、なまらがばい JBC賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のティキーに2馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。