レーヴェンツァーン（2002年生、母シンスイザート）

レーヴェンツァーン（2002年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のティッカネン（当時11歳）と交配したシンスイザートが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）北洋牧場。戦績は、地方29戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2004年のシーサイドスター特別。

経歴

デビュー前

波多野健厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

7月30日、デビュー戦は佐藤祐樹騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた2戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシーサイドスター特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナイキコランダムに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月29日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3歳（2005年）

11月21日、約13か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

4歳（2006年）

1月13日、中3週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2五アイ（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

2月17日、中4週で迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2五アイ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったオーシャンスキャンにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

3月15日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のマルヒロジョウオーに2馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

4月4日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（5戦2勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月20日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた11戦目は、一般C2四五（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

6月15日、中5週で迎えた13戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったボールドゴジラに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中2週で迎えた14戦目は、城ヶ島特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた15戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

10月3日、中4週で迎えた18戦目は、荏原特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（7戦2勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタケデンノガッツに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

11月16日、中2週で迎えた20戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、小春日特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた21戦目は、月魚特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2007年）

1月11日、中4週で迎えた22戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したトーアキンボシを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

2月5日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

2月13日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2四五（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルダニエルを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月7日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（12戦4勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミステリーゴットをクビ差振り切って制した。

4月3日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江川伸幸騎手（14戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた28戦目は、一般C1四（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江川伸幸騎手（15戦5勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月25日、中7週で迎えた29戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で江川伸幸騎手（16戦5勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。