メイショウタイセツ（2021年生、母メイショウクノイチ）

メイショウタイセツ（2021年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+大雪山より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時12歳）と交配したメイショウクノイチが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は太陽牧場。2025年のマーチカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

長谷川浩大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

2月3日、デビュー戦は角田大河騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月14日、中9週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田大河騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

6月9日、中7週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

8月4日、中7週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた5戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリアリータイトを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月2日、中3週で迎えた6戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャラメルショコラに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月1日、中3週で迎えた7戦目は、入鹿池特別（名古屋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサイレントヴォイスに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、香嵐渓特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクインタレッリに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月20日、中3週で迎えた9戦目は、一般B6（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒーローインチーフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2025年）

1月2日、中1週で迎えた10戦目は、新春盃（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアルペガサスに7馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

1月29日、中3週で迎えた11戦目は、大治特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒロシゲウェーブに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

2月28日、中3週で迎えた12戦目は、フリージア特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリアルペガサスに4馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

3月20日、中2週で迎えた13戦目は、マーチカップ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（5戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったマッドルーレットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中3週で迎えた14戦目は、飛山濃水杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた15戦目は、ポピー特別（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴェッツラーに6馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月6日、中3週で迎えた16戦目は、アヤメ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のキングオブザナイルに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月26日、中2週で迎えた17戦目は、トリトン争覇オープン（名古屋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたマッドルーレット決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月16日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、神無月昇竜戦（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（6戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコヴィーニャに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月13日、中3週で迎えた19戦目は、東海菊花賞（名古屋ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（7戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた20戦目は、弥富記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマンノライトニングに4馬身の差をつけて優勝