レッドソルダード（2018年生、母レッドソンブレロ）

レッドソルダード（2018年5月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+戦士(西)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時13歳）と交配したレッドソンブレロが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の隅田川オープンに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

東京サラブレッドクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

須貝尚介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月12日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムマジックを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月5日、中7週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサトノロイヤルに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中2週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったデュアリストに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中3週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスのなでしこ賞（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

3歳（2021年）

1月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に敗れた。

4月25日、中9週で迎えた8戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月23日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

11月2日、中0週で迎えた12戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、大和川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のテーオーバフェットに3馬身の差をつけて優勝

4歳（2022年）

1月10日、中9週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの成田特別（中山ダート2400m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のオンザフェーヴルに1馬身1/4の差をつけて制した。

2月19日、中5週で迎えた14戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、バイシュラバナにハナ差交わされて2着となった。

3月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの灘ステークス（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のメイショウフンジンを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月18日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、スレイプニルステークス（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月27日、中9週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で団野大成騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

10月23日、中7週で迎えた18戦目は、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦1勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

12月4日、中5週で迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

5歳（2023年）

1月5日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（中京芝3000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は団野大成騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に敗れた。

3月30日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタイムフライヤーに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

8月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた22戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、東京記念トライアル（大井ダート2400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

9月6日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた23戦目は、S1の東京記念（大井ダート2400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた24戦目は、千葉ダート1800（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

6歳（2024年）

1月26日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた26戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、如月賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

2月26日、中0週で迎えた27戦目は、ブリリアントカップトライアル（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月12日、中1週で迎えた28戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、日吉オープン（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、コパノジャッキーに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月9日、中3週で迎えた29戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

7月8日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、ルビー賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月13日、中4週で迎えた31戦目は、サマーナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた32戦目は、佐野遥久騎手を鞍上に迎えて、デイリースポーツ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた33戦目は、長月特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐野遥久騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた34戦目は、吉井章騎手を鞍上に迎えて、大磯まつり2024（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

2024年10月11日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。