ナタリーローズ（2006年生、母ゲイロレンヌ）

ナタリーローズ（2006年2月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名＋バラ」。毛色は芦毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時12歳）と交配したゲイロレンヌが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）パカパカファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方14戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、パカパカファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、レキシントンファームによって1,995万円で落札された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

6月22日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

11月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2009年）

3月26日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオスティアに半馬身届かず2着に敗北した。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハーディレッグに約13馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月22日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マッキーシリコンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエムオーダンデーに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月12日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したスマートパラダイスを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のムーンライトラバーに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月15日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマヤノフウジンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月12日、中3週で迎えた16戦目は、3歳戦の雷鳥特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（10戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月29日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（11戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた18戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で丸野勝虎騎手（12戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のベルモントエックスを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月25日、中2週で迎えた19戦目は、冬牡丹特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で丸野勝虎騎手（13戦4勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。