ヴェルヴェット（2015年生、母バルフューレント）

ヴェルヴェット（2015年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「映画名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時11歳）と交配したバルフューレントが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は増本牧場。戦績は、中央平地6戦0勝。主な勝ち鞍は2020年のぐすく誕生日記念(一般C1四)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

12月17日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3歳（2018年）

5月6日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

6月3日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月21日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月16日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

4歳（2019年）

5月12日、約8か月の休養明けで馬体重を前走からさらに26kg増やして迎えた7戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、Gateway五十嵐レイ4周年記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のベネフィットユーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月11日、中3週で迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR金沢第1戦（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた9戦目は、湯涌温泉氷室開き（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

7月28日、中4週で迎えた10戦目は、一般C1四（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヒャダルコに1馬身の差をつけて優勝

9月1日、中4週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、エスペランサスカイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた12戦目は、色白美人金沢だいこん賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のパンパスグラス賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレッドオリアナに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2020年）

3月16日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、菜の花特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のハナミズキ賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5月12日、中3週で迎えた16戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、特別編成（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（5戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ルンルンヘレンドにクビ差交わされて2着となった。

6月9日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた20戦目は、兼子千央騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた21戦目は、ぐすく誕生日記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は栗原大河騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバイラビエンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月30日、中4週で迎えた22戦目は、ミエなくなった!マー君のヒロい頭頂部記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（9戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、スカイステージに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月29日、中3週で迎えた23戦目は、小松勧進帳賞（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は魚住謙心騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。