イブキグリッター（1993年生、母ゴールドヒーロー）

イブキグリッター（1993年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のスラヴィック（当時6歳）と交配したゴールドヒーローが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は松田一夫。戦績は、中央平地21戦2勝2着5回、地方2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

3月3日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったナリタハンセルオーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月27日、中5週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。

5月11日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒカリルーメンを別次元の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

7月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小島貞博騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に終わった。

9月7日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

9月28日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったホウザンブレーブにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の火打山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（9戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（11戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったタマモリズムにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（12戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（13戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったエプソムフローリーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（1997年）

1月11日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（14戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、スリーパークに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月2日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（15戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で小島貞博騎手（16戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて先頭に躍り出て、最後は2着のマーブルリヴァーに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の讃岐特別（阪神ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で小島貞博騎手（17戦2勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月13日、約6か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小島貞博騎手（18戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

7歳（2000年）

11月26日、約39か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた22戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般C6-2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターシャークから6馬身差の2着となった。

8歳（2001年）

8月5日、約8か月半の休み明けで迎えた23戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。