ワイズアンサー（2013年生、母ニューウインド）

ワイズアンサー（2013年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時17歳）と交配したニューウインドが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカファーム。戦績は、地方14戦6勝2着1回。主な勝ち鞍は2017年の流星賞(一般B3)。

経歴

デビュー前

川島正一厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2015年）

12月11日、デビュー戦は山口達弥騎手を鞍上に据えて、2歳戦のカトレアデビュー（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。馬体重は475kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマジックキーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2016年）

1月22日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、3歳戦の水仙賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のタケショウメーカーに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の菜の花賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフェアリーキスに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月20日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、風鈴賞（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口達弥騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

9月29日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口達弥騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

11月9日、中5週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた7戦目は、七里川渓谷賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山口達弥騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のタケルアローをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

12月8日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定戦のハマシギ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山口達弥騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

4歳（2017年）

1月12日、中4週で迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、酒々井賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでバテることなく粘り続けて、最後は2着のシートンをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

7月3日、約5か月半の休み明けで迎えた10戦目は、光速賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったトウカイボーイに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中2週で迎えた11戦目は、水葵スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

8月22日、中4週で迎えた12戦目は、流星賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンダースプリングを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

5歳（2018年）

5月3日、約8か月半の休み明けで迎えた13戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のBダッシュ（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月14日、中5週で迎えた14戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、競馬伝説杯（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。