キタノキャスター（2019年生、母キープザサミット）

キタノキャスター（2019年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+本馬の近親馬名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のコパノリッキー（当時9歳）と交配したキープザサミットが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はカミイスタット。主な勝ち鞍は2024年の夢・希望未来へ前進(一般B2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カミイスタットから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって220万円で落札された。

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月2日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

10月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月14日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

3歳（2022年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月2日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。

12月8日、約8か月の休み明けで迎えた9戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

12月31日、中2週で迎えた10戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、カウントダウン2023賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4歳（2023年）

1月25日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したスペラーレを差し切れず、1馬身差の2着となった。

2月24日、中3週で迎えた12戦目は、一般C2一二三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したコスモコンクエストにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月5日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九十（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったジャスティンパワーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた14戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月4日、中4週で迎えた15戦目は、マイ・タイ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1八九十（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

デビュー前

1歳のとき、カミイスタットから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって220万円で落札された。

福田真広厩舎（大井）へ入厩。

12月9日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、C1八九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は西啓太騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入った。

12月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（4戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

5歳（2024年）

1月25日、中3週で迎えた19戦目は、烏山川賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（5戦0勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月11日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた20戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、カイヤナイト賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るピラヴロスを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

3月23日、中1週で迎えた21戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンエイマジックに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。