タイキコスモス（2000年生、母サブミッション）

タイキコスモス（2000年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宇宙」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時6歳）と交配したサブミッションが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道広尾郡大樹町、生産者は（有）大樹ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方28戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年の一般C1-2。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額3,200万円（8万×400口）で一口馬主が募集された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

3月30日、デビュー戦は日吉正和騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず14着に終わった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

6月28日、中5週で迎えた4戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた6戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月13日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴木慶太騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

4歳（2004年）

3月21日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

6月6日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（金沢ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のシーキングスワンを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月22日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルデンヤマトに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエヴァンジルを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

8月9日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦の乙女特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中川雅之騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミサキに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月13日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中川雅之騎手（5戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブルボンスターを3/4馬身振り切って4勝目を奪取した。

9月21日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で中川雅之騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ユキノライトニングに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中1週で迎えた18戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中川雅之騎手（7戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のフラワーカップ（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中川雅之騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミサキにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月8日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で中川雅之騎手（9戦4勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた21戦目は、牝馬限定の一般C2-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で中川雅之騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で中川雅之騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーミワンビューを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、一般C1-4（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で中川雅之騎手（12戦4勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5歳（2005年）

4月12日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた24戦目は、牝馬限定戦のライラック賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で中川雅之騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフタエマルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-3（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で中川雅之騎手（14戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のインストレイヤーをクビ差振り切って5勝目を獲得した。

5月8日、中1週で迎えた26戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で中川雅之騎手（15戦5勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のライラック賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は17戦連続で中川雅之騎手（16戦5勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた28戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ブロンズ（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月19日、連闘で迎えた29戦目は、牝馬限定戦のライラック賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（17戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るツルギアンコールを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って6勝目をつかんだ。

7月10日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1-4（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（18戦6勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月17日、連闘で迎えた31戦目は、立士&峰子誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（19戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のあさがお賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（20戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた33戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

9月19日、中3週で迎えた34戦目は、（社）富山県畜産振興協会長賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（21戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したネノクイーンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた35戦目は、金沢競馬売店組合冨田売店杯（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（22戦6勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（23戦6勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

6歳（2006年）

3月28日、約5か月半の休み明けで迎えた37戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般B2-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。