ヒノデボウシ（2000年生、母アサヒチャウス）

ヒノデボウシ（2000年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋植物名（山法師）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時9歳）と交配したアサヒチャウスが8歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は片倉拓司。戦績は、中央平地15戦0勝、地方8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の一般C11。

経歴

デビュー前

梅田康雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

10月6日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた3戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた4戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3歳（2003年）

1月18日、中4週で迎えた6戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた8戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で畑端省吾騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた11戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で安藤光彰騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で安藤光彰騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

8月5日、中6週で迎えた16戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のシェアホルダーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月26日、中2週で迎えた17戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた18戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒシコーナスからハナ差の2着に甘んじた。

10月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた21戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のバトンタッチに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2004年）

3月12日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2005年）

7月6日、約16か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般C14（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプリンセスフレアを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。