イシゲヒカリ（1994年生、母イシゲスキー）

イシゲヒカリ（1994年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のフオテイテン（当時10歳）と交配したイシゲスキーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は若山淳一。戦績は、地方24戦7勝2着3回。1998年のクイーン賞(牝G3)に勝利した他、1999年のマリーンカップ(牝G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

玉井吉丸厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1996年）

10月24日、デビュー戦は佐々木清明騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカルスイジンからクビ差の2着に惜敗した。

11月19日、中3週で迎えた2戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のケイシュウタイトルに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月25日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のポインセチア特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋田実騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネマサダイヤから3馬身差の2着となった。

3歳（1997年）

1月23日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の新春千葉盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋田実騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーアクトに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

2月20日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋田実騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月16日、中7週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋田実騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の関東オークス（川崎ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で秋田実騎手（5戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で秋田実騎手（6戦2勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月15日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg戻して迎えた9戦目は、ターコイズ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で秋田実騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のゴーチャンスに半馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で秋田実騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のバトルハートをクビ差制して4勝目をマークした。

4歳（1998年）

2月4日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で秋田実騎手（9戦4勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定のハンデ戦の弥生盃（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で秋田実騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハートステイジに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

4月8日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で秋田実騎手（11戦5勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月17日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のエメラルドカップ（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で秋田実騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったホクトロビンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月19日、中8週で迎えた15戦目は、ハンデ地方重賞のTVK盃（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で秋田実騎手（13戦5勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョウジスターを目の覚めるような末脚でハナ差だけ差し切って制した。

9月23日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で秋田実騎手（14戦6勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で秋田実騎手（15戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクフェニックスに5馬身の差をつけて重賞初制覇を果たした。

11月25日、中4週で迎えた18戦目は、地方重賞のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で秋田実騎手（16戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

5歳（1999年）

1月27日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ地方重賞の報知グランプリ・カップ（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で秋田実騎手（17戦7勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月7日、中9週で迎えた20戦目は、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で秋田実騎手（18戦7勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月29日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ地方重賞の船橋記念（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は20戦連続で秋田実騎手（19戦7勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月15日、中6週で迎えた22戦目は、牝馬限定G3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で秋田実騎手（20戦7勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月19日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定G2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で秋田実騎手（21戦7勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は23戦連続で秋田実騎手（22戦7勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。