フジノオサフネ（1985年生、母ペリカンポイント）

フジノオサフネ（1985年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヒツタイトグローリー（当時12歳）と交配したペリカンポイントが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）不二牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、中央障害6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の障害5歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

八木沢勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

1月6日、デビュー戦は徳吉一己騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月8日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

10月23日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったパリスファントムに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井千明騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（1989年）

1月28日、中9週で迎えた7戦目は、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は徳吉一己騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた9戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた10戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったモンテソブリンから約16馬身差の2着となった。

4月22日、中3週で迎えた11戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた12戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンナカヨシに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月11日、中4週で迎えた13戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で栗原洋一騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗原洋一騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた15戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で栗原洋一騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で栗原洋一騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。