スペクタクルマーチ（2000年生、母ビッツイメージ）

スペクタクルマーチ（2000年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「壮大な行進曲」。毛色は芦毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時19歳）と交配したビッツイメージが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）上島牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方39戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2003年の一般B9。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上島牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月19日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。17頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びが鈍く17着に敗れた。

1月26日、連闘で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

2月9日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。

4月5日、中7週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月10日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

7月21日、中9週で迎えた8戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイノゾミに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったオモイッキリからアタマ差の2着に甘んじた。

8月27日、中2週で迎えた10戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコウシュントップに6馬身の差をつけて2勝目を手にした。

9月11日、中1週で迎えた11戦目は、オシロイバナ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったオモイッキリから半馬身差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンワサンデーから半馬身差の2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヘイセイリズムに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月13日、中4週で迎えた14戦目は、ほととぎす特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（5戦3勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアサケワカクサからクビ差の2着に甘んじた。

12月10日、連闘で迎えた16戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた17戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田直樹騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったコンプリートからハナ差の2着に甘んじた。

12月31日、連闘で迎えた18戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田直樹騎手（9戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーヘイローに1馬身半の差をつけて制した。

4歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた19戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、セントポーリア特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月27日、連闘で迎えた20戦目は、一般B7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（10戦4勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（11戦4勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定戦の桃の花特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（12戦4勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、牝馬限定の一般B11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月16日、連闘で迎えた25戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた26戦目は、一般B11（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾崎章生騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた27戦目は、一般B11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾崎章生騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月11日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾崎章生騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の一般B13（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾崎章生騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた30戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で尾崎章生騎手（8戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルメモワールに半馬身の差をつけて優勝

10月5日、中1週で迎えた31戦目は、つりふねそう特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で尾崎章生騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾崎章生騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月28日、連闘で迎えた33戦目は、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾崎章生騎手（11戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定の一般B11（名古屋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で尾崎章生騎手（12戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた35戦目は、一般B13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で尾崎章生騎手（13戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた36戦目は、一般B12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で尾崎章生騎手（14戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（2005年）

1月6日、中1週で迎えた37戦目は、万両賞（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で尾崎章生騎手（15戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた38戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で尾崎章生騎手（16戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた39戦目は、一般B14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で尾崎章生騎手（17戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月17日、中1週で迎えた40戦目は、一般B14（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で尾崎章生騎手（18戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた41戦目は、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で尾崎章生騎手（19戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた42戦目は、一般B12（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は19戦連続で尾崎章生騎手（20戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた43戦目は、一般B13（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は20戦連続で尾崎章生騎手（21戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた44戦目は、牝馬限定戦の大山桜賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で尾崎章生騎手（22戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月27日、中5週で迎えた45戦目は、一般B14（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で尾崎章生騎手（23戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた46戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、薫弘.裕子結婚30周年記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。