グリーンヒルレッド（1999年生、母リュウトロフィ）

グリーンヒルレッド（1999年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時11歳）と交配したリュウトロフィが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）本巣牧場。戦績は、地方34戦4勝2着4回。2002年のクラウンカップ(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安池保厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2001年）

10月3日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は477kg。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のキョウエイハニーに約17馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

10月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦の荒崎特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキノアジュディから半馬身差の2着に敗北した。

11月28日、中4週で迎えた3戦目は、2歳ハンデ地方重賞の鎌倉記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3歳（2002年）

1月10日、中5週で迎えた4戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’02ゴールデンステッキ賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドパワーに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

3月14日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた7戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳ハンデ地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキングセイバーから2馬身差の2着となった。

5月22日、中2週で迎えた9戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦の豊年特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の青海波特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2003年）

1月27日、中9週で迎えた14戦目は、探梅特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

2月26日、中3週で迎えた15戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、フリージア特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般B3二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサニーソーサを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月28日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデ戦の神奈川弥生盃（川崎ダート2000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた18戦目は、イースター特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

11月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた19戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の小春特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

5歳（2004年）

1月4日、中6週で迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のお年玉特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月28日、中7週で迎えた21戦目は、白富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた22戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、夜桜特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた23戦目は、踏青特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマキノヒリュウに4馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

5月14日、中1週で迎えた24戦目は、青葉特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

6月9日、中3週で迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったアルカングテーストにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

7月2日、中2週で迎えた26戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、天の川特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた27戦目は、盛夏特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた28戦目は、サザンクロス賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

9月2日、中2週で迎えた29戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、爽秋特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

10月4日、中4週で迎えた30戦目は、由比ヶ浜特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた31戦目は、錦秋特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた32戦目は、稲荷山特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（11戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したタッチミーテンダーにハナ差届かず2着に甘んじた。

11月22日、中1週で迎えた33戦目は、トパーズスター賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた34戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、冬至特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。