モント（2013年生、母シージョー）

モント（2013年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「月（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時10歳）と交配したシージョーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方20戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2017年のゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦(一般C1)。

経歴

デビュー前

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

1月24日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

2月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月26日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

8月28日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

9月28日、中3週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C3（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で永島太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永島太郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4歳（2017年）

6月11日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったランフォージンにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中1週で迎えた13戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、ブルームーン賞（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた14戦目は、レインボーカップターフチャレンジ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジェイエレガンスを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中1週で迎えた16戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた17戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したラッキーゴールドを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったメイショウサギリに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

9月11日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったパラボラにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のミコマッシグラに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月9日、中1週で迎えた21戦目は、ターフチャレンジ（盛岡芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

11月6日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1五（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた23戦目は、JA岩手ふるさと奥州牛杯（水沢ダート1600m 雪/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた24戦目は、オーシャン賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルラヴィーンをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

12月17日、中1週で迎えた25戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のプレミアムフレンチをハナ差振り切って3勝目を掴み取った。

5歳（2018年）

1月8日、中2週で迎えた26戦目は、カツラギシボリ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月8日、約3か月の休み明けで迎えた27戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月16日、中6週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた31戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。